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2024/03/30 00:27 |
履歴書 書き方
飲食業に従事して長い。歳もそれなりにとっているので、イヤと言うほど、ひとの履歴書を見てきた。だが、今まで、感動して絶対この子を使いたい、と思う書き方の履歴書には出会った事がない。
まず、自分のことは棚に上げておいて、字が汚かったり、誤字脱字のある履歴書には勘弁して欲しい。小学校の「書き方」と一緒で、字が汚いなら、汚いなりに、頑張って丁寧に書いてくれていれば、問題はない。履歴書なのに、単なる走り書きか、というようなお粗末な書き方のものも結構ある。おそらく、アルバイトの面接ぐらいで、本気は出さないと決めているのかもしれない。
あと、仮にも履歴書だというのに、平気で間違った個所にバッテンをして、書きなおしている強者もいた。まだ、修正テープの方が可愛いと思う。これは、もう書き方とかの問題ではない。
なかには、「てにをは」の書き方がおかしいひともいる。だが、これはもう、仕方がない。
書き言葉ではわからなくなるひとが結構いるのだ。国語の先生ではないので、採点はできない。
インターネットで『履歴書』を検索すると、履歴書の書き方が手を変え、品を変え、沢山出てくる。言われた通りに入力していくと、イッパシの履歴書が出来上がると言う仕組みのものまである。書き方を教えてくれるのは、いい。何にでもマナーはあるし、少しでも、採用率が上がる書き方があれば、それに越した事はない。だが、入力したものをそのまま使う、つまり、手書きじゃないなんて、なにをかいわんや、である。
今の世の中で、古い人間と思われるかもしれない。でも、手紙や、挨拶状などと同じである。印刷の字のなんと冷たいことか。
文はひとなり、と言われる。だが、書もひとである。なんとも味のある字を書くひともいる。
いつか、内容と、書体、どちらも味のある、履歴書に会ってみたいものである。
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2008/01/29 12:16 | 未選択
履歴書 趣味
履歴書の項目の中で、一番肩肘張らずに気軽に書けるのは、趣味の欄であろうか。
これだけは、履歴書だからと余り作りこまなくても、普段からよくやっていることや、好きなことを書けばいい。ただ、賭け事はいくら趣味でも履歴書には書いてはいけない。競輪、競馬、パチンコに、マージャン、競艇など、好きなひとも多いが、こと履歴書においてだけは、何があっても駄目である。理由はおのずとわかるであろう。
あと、この現代社会において、履歴書に書かないほうがいい趣味に、オタク系の趣味がある。鉄道模型はまだ、なんとかなるかもしれないが、フィギュア作りとか、コスプレの趣味にいたっては正直マズイ。
ある業界では、オタクのほうが、いまどきの流行がわかっていいかもしれないし、その偏った知識の深さに珍重されるとは思うが、一般企業ではちょっと、受け入れ難かろう。
かといって、趣味は読書に映画鑑賞、音楽鑑賞というのも、履歴書には、もう使い古されていて、注目されにくい。実は私もそうなのだが、これが事実でもちょっと趣向を変えて印象に残る書き方をしたほうがいい。たとえば、音楽鑑賞ならクラシック音楽の鑑賞とか、である。
履歴書の趣味欄は実際、企業の人事採用の基準にはなりにくいが、人事採用の担当者の人間性に訴えかけるものである。やはり、ちょっとこの人物は面白いな、とか、自分と話が合いそう、とか思わせたら、勝ちである。
ただし、趣味にはうるさい人が多い。履歴書にえんえんとその趣味のいいところを書いたり、面接での質問にとくとくとその趣味について語ったりとかは、断じてしてはいけない。引かれるのが落ちである。
履歴書はあくまで、ひととひと、ひとと企業を手っ取り早く、繋げるための情報ツールであり、そこに様々な思惑が渦巻くのは仕方がない。だが、相対するのは人間どうしである。必要なのは理解しよう、されようという誠意と、熱意と、節度である。

2008/01/29 12:15 | 未選択
履歴書 志望動機
履歴書の志望動機の欄は履歴書の項目のなかでも、最大の山場である。
もしも、同じ様な経験や、資格などを持っている者達が集まっているのなら、ここで、その他大勢の中から確たる個人として、突出できるかどうかが決まる。
それゆえ、履歴書の志望動機を書く事は難しい。
まず、抽象的な志望動機は書かないほうがいい。かならず、突っ込まれて自爆する。かといって、具体的であるが、的外れな志望動機では駄目である。つまり、その会社が日頃から宣伝している事や、特色として打ち出している方針、世間一般に知られている事、または、その道のひとしか知らない事などを挙げて、だから、御社を選んだし、自分のやりたいこと、めざすことが一致している、最大に生かされるのだということを強調しなければならない。履歴書を見る人々も、人間である。日頃、頑張っていることを言われるのは嬉しいし、同じ志の士は大切である。
だが、あからさまなおべっかはいけない。あくまでも、事実をベースにして履歴書の志望動機を書いたほうが、真実味がある。ただし、である。ただし、自分の本音の志望動機は間違っても書いてはいけない。
例えば、同じような系列の会社の中で、御社が一番名前が有名だからとか、儲かってそうとか、カッコイイからとか、云々の志望動機である。そう言う場合は、こう言い替える。御社の将来性を感じてとか、業界NO,1の実力を見て、とか、その内容にも突っ込まれるかもしれないので、一応の具体的な数字も知っておくべきである。
たかが履歴書、されど履歴書である。
履歴書だから、自分のことだけを考えていればいいと侮ってはいけない。ひとに見せるものである以上、そのひと、または会社との関係性も考慮にいれなければ、意味など無いのである。

2008/01/29 12:15 | 未選択
履歴書 長所 短所
履歴書をみる時、ひとつ気をつけなければならないことに、裏を読むということがある。
特に「長所と短所」なる項目のある履歴書を持ってこられた場合、まず、その人物がよく、履歴書を書く事に精通している場合、長所は長所であるが、大抵、短所は短所ではない。
『ひとによく言われるのですが、私の短所は真面目過ぎる事のようです。』とか、『よく、頑固と言われ、ひとつのことを最後までやり通さなければ、気がすみません。』とか、会社としては、『真面目』で、『最後まで、ひとつのことをやり通す』ひとなんて、願ったり、叶ったり、である。
これは、インターネットやハウ・ツー本にもよく、履歴書での長所と短所の書き方に挙げられているが、短所を利用して前向きな姿勢を示し、転じて長所となす書き方なのだ。つまり、ものは言い様、ということである。
だが、これは履歴書を書くほうには利益になるが、履歴書をみる側にとっては、利益にはならない。あてにならないからである。
また、履歴書を書き慣れていないひとにも困ったもので、素直に自分でいつも悪いと思っている事を短所に書き、どうでもいい事を長所に書いてくる。曰く、『私の長所はいつでも明るいところと、元気なことで、短所は短気なことです。』
『明るく』て、『元気』なことは一般的過ぎて、そんなひとはどこにでもいるし、『短気』なひとはいらない。
だが、考えようによっては、自分で認識しているなら、長所は期待できるし、短所も改善の余地があると思えるときがある。これはあくまでも、本人を目のまえにして言える事で、会話のなかでそのひととなりが垣間見えることがあるのだ。
ある質問をした時に、ちょっとした受け答えのなかで、履歴書にはない、長所と短所が現れる。その質問とは、簡単なことである。
履歴書の長所と短所のところを示し、「どうして、そう思うの?」
この瞬間が一番たのしい。

2008/01/29 12:14 | 未選択
履歴書 性格
他の業種の会社では知らないが、飲食業を営む者としては、従業員の、経験よりも性格のほうが重要な採用基準である。
何故なら、経験など無いほうが、その店に合ったやり方を教えられるし、素直にこちらの言う事を聞く。また、接客という仕事だと、多少要領が悪くても、人当たりのいい性格のひとのほうが断然いい。
だから、飲食業では、履歴書だけの書類選考などは普通やらない。かならず、面接をして、見た目のチェック、特に笑顔と、性格の傾向をみる。
だったら、履歴書などいらないのではと思われるかもしれないが、履歴書は履歴書で、そのひとの性格をくっきりと写し出すことがあるのだ。
大抵の場合、性格はその履歴書の書き方に現れる。それはきっちりした字体だったり、細やかな文体だったりするし、誤字脱字の多い段落だったりする。言いかえれば、このひとは細かい性格だろうなとか、よく気がつくなとか、だらしなさそうな性格だとか、であろうか。
別に、これがそのまま当っているかどうかはわからないし、履歴書如きで性格まで決めつけるなという諸兄もいらっしゃるであろうが、履歴書をちゃんと書いてくるということは、やはり、この仕事をそのひとが本当にやりたいのかどうかの、熱意が感じられるところでもあると思うのだ。熱意があって、性格もよければ、これに越した事は無い。
ある意味、履歴書は履歴だけの書ではないのかもしれない。

2008/01/29 12:13 | 未選択

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